2020年のえとは子(ね)。沖縄市知花の東南植物楽園では、世界最大のネズミの仲間、カピバラへの餌やり体験が人気だ。雄の「イッチ」が好物のキャベツをむしゃむしゃとほおばる姿に、来場者らの笑顔があふれた。
もともと南米に生息するカピバラは寒さが苦手。冬はじっとしていることも多い。ゆったりと動くイッチの背中に、コモンリスザルが仲良く乗って餌を食べる姿も見られた。
沖縄こどもの国(沖縄市)では、ネズミの仲間のモルモットが来場者の人気を集めている。2日午後2時から「干支の引き継ぎ式」も予定されており、モルモットたちは餌をもぐもぐ食べて、マイペースで調整を続けている。
モルモットは尻尾がなく、足の指の本数が前後で違ったり、鳴き声を出してコミュニケーションを取ったりする特徴がある。大宜見こずえ動物園課長は「いろんなパーツがかわいくてたまらない。おとなしい性格なので、安心して触れ合ってほしい」と話す。
小動物を触れる園内の「ふれあい広場」で10匹ほどのモルモットと対面した山城紘大(ひろと)ちゃん(6)=南風原町=は「もふもふして、かわいかった」と笑顔いっぱい、元気に話した。
2日~2月2日は「干支展 ネズミ」も企画され、沖縄に生息する希少なケナガネズミやオキナワトゲネズミなどのネズミの特徴を学ぶことができる。