バレーボールのVリーグディビジョン1(1部)で昨季王者のパナソニックパンサーズは18、19日の両日、沖縄市体育館でホーム戦を行う。昨年10月に入団した仲本賢優(西原高―日体大4年)の出場も予定されている。地元・沖縄でのホーム戦を前に16日、パンサーズの選手らが沖縄に到着した。仲本に公式戦初出場に向けての意気込みなどを聞いた。
―入団を決めた理由は。
「他チームからも話はあったが、やるからにはトップレベルのチームでやりたいという強い思いがあった。父親も日本リーグ(Vリーグの前身)を目指していた。そんなに口数が多い方ではないが、たまに『調子はどうだ』と連絡が来ると、気に懸けてくれて期待されてるんだなと思いを感じている」
―練習に参加してどうか。
「大学の授業もほぼ終え、昨年末から大阪府に拠点を移して練習に参加している。今までに感じたことのない雰囲気、質の高さがある。スパイク1本に対する集中力、細かいプレーにこだわる姿勢など学ぶ部分がたくさんある。チームが理想とするレベルに自分はまだ達していないので、ポジションを取ることを目標としている」
―どのような役割を期待されているか。
「攻守どちらでもできるのが自分のスタイル。スパイカーの中でも187センチの身長は高くない。その分、速さや精度の高いプレーで身長差を超えるプレーをしていく必要がある」
―地元でデビュー戦が期待されている。
「高校まで沖縄で育ててもらった。プレーで沖縄のバレーに恩返しをしていきたい。(18、19日の)メンバー発表はまだないが、出場する時は精いっぱいプレーしたい」
―今後の目標は。
「チームには入団前から憧れていた、ポーランド代表で主将も務めたクビアク選手がいる。世界のレベルでみると192センチとそれほど大きい方ではないが、プレーのアイデアが多く精神面でもチームの柱になっている。そうした選手と同じチームでプレーできる環境は本当にうれしい。彼のように、チームの柱になれる選手を目指したい」