43・3キロのアーラミーバイ


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1月12日、新里漁港で130センチ・43.4キロのヤイトハタを釣った新里良太さん

 スタンディングファイトにこだわる若き大物釣り師の新里良太さん。3連休を利用して1月10日から2泊3日で釣りに出掛けた。初日は本部新港で竿(さお)を出したが、アタリは無かった。翌日夕方からは新里漁港に移動した。漁港の入り口の水路近くを狙って大物を狙うが、未明まで粘って釣れたのは40センチほどのタマンのみ。そこで釣れたタマンを餌に一発大物狙いの賭けに出た。

 午前8時、最満潮前になって潮の流れが穏やかになった頃に、餌のタマンが暴れたかと思ったら、竿が海に向かって一直線になった。急いで竿を手に取ると、すさまじい引きで竿を立てることもできない。20メートルほど走られたところで、オモリが根掛かりしたらしく、一瞬魚の動きが止まった。すかさず竿を立てて、フッキングを入れる。驚いた魚はさらに激しく暴れ、オモリを付けたパイプ天秤(てんびん)を破壊して再び動きだした。12号竿が根元まで曲がるほど、リールのドラグを締めるが、魚は水路沿いに80メートルも勢いよく泳いだ。新里さんは187センチ、90キロオーバーの恵まれた体格を生かしてあらん限りの力で魚を寄せること30分、ようやく足元まで引き寄せたのは43・3キロのアーラミーバイ(ヤイトハタ)だった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

1月5日、西崎漁港で35センチのマゴチを釣った中村幸四郎君(右)と15センチのキスを釣った中村幸永君
1月3日、恩納海岸で20センチのオキナメジナを釣った小浜はるなさん(釣ガールの会)

1月4日、久高島で117センチ・22.2キロのロウニンアジを釣った眞謝貴之さん
1月11日、国頭海岸で45.8センチ・1.29キロの尾長グレを釣った仲宗根伸明さん

1月11日、知念海岸で97.5センチ・10.3キロのオニヒラアジを釣った安里碧海さん
1月9日、与那原海岸で52.2センチ・2.65キロのチンシラーを釣った當眞嗣村さん

1月5日、糸満沖で54.5センチ・2.08キロのアカジンを釣った座安あいと君(セイブV)
1月13日、那覇一文字で38センチ・1.09キロのオキナメジナを釣った比嘉進さん

石垣島栄海岸で2.74キロのアオリイカを釣った嘉手川徹さん
12月28日、嘉手納沖で4キロのアオリイカを釣った具志一正さん(釣船あーき丸)