飛行機の中でスマホをかざすと…空手、三線など沖縄文化をARで紹介 JTAが新サービス


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スマートフォン画面にキャラクターが浮かび上がってくるJTAのAR対応サービス=21日、那覇市内

 日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)は、AR(拡張現実)を使って沖縄文化を紹介する新しい機内サービスをJTA全機で展開している。

 スマートフォンを機内Wi―Fiに接続して各座席に配布されているリーフレットの印にかざすと、メインキャラクターの「キジムナー」と「オサカナ」がスマホ画面に出現し、空手や三線、ぶくぶく茶など五つのテーマをストーリー仕立てで紹介する。

 パフォーマーの粒マスタード安次嶺さんが、イラストレーター「Shu Ashimine」としてデザインを提供した。5月以降はイカスミやミンサーなどのテーマを追加する。

 アプリは不要で、ブラウザー上で案内にしたがって操作する。サービスは2021年3月までの実施を予定している。

 JTAの糸数寛執行役員は「お客さんを運ぶだけでなく、沖縄の魅力を発信して観光振興につなげたい」と話した。