中学生ロボコン日本一離島の学校 決勝戦直前のハプニングも…


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創造アイデアロボットコンテストの基礎部門で優勝した伊江中学校の(左から)上地亮偉さん、儀間敦聖さん、知念康史さん=26日、東京都足立区立第九中学校

 25、26日に東京都で開催された第20回全国中学生創造ものづくり教育フェア(主催・全日本中学校技術・家庭科研究会)で、伊江村立伊江中学校2年生のチーム「PRIDE―II」が、創造アイデアロボットコンテストの基礎部門で優勝した。

 基礎部門には地方予選を突破した24チームが出場。小型ロボットを使い、90秒以内にボールを転がしてゴールに入れたり相手ゴールからボールを奪ったりして得点を競った。

 伊江中は上地亮偉(ろい)さん(14)、儀間敦聖(たいせい)さん(同)、知念康史さん(同)がチームを組んだ。ロボットの軽量化とスピードの向上を目指し、三つのボールを同時に運ぶことができるよう改良を重ねた。

内間 朱里さん

 決勝戦直前にロボットが壊れるハプニングも。決勝戦では、終始相手チームをリードし接戦を制した。キャプテンの上地さんは「チーム一丸となり日頃の練習や大会に臨んだ。優勝できてうれしい」と喜びを語った。

 同フェアで行われた、受け取ったメールに対して15分間で返信し、内容やスピードを競う「あなたへのメールコンテスト部門」では、376人の中から同中2年の内間朱里さん(14)が3位に選ばれた。

 内間さんは「チームの先輩や仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して頑張ってきたおかげ。感謝の気持ちを伝えたい」と述べた。