リズム意識 起伏差対応 とかしきマラソン 津波尚吾初出場V


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序盤から積極的に前に出て、ハーフ男子の部で優勝した津波尚吾(中央・与那原町)=1日、渡嘉敷村(喜瀬守昭撮影)

 【渡嘉敷】第15回とかしきマラソン(主催・同実行委、共催・渡嘉敷村、村教育委員会、国立沖縄青少年交流の家、村商工会、村体育協会、琉球新報社)が1日、渡嘉敷小中学校を主会場に開催された。ハーフの部(21・0975キロ)男子は初出場の津波尚吾(24)=与那原町、与那原警察署=が1時間14分42秒で優勝を勝ち取った。

 初出場の津波尚吾(24)がすがすがしい表情でゴールテープを切った。「今まで走ったコースの中で一番きつかった。楽に、リズム良く走ることを意識した」。レース直後でも息はほとんど上がっていなかった。

 序盤から先頭に躍り出た。「今日の朝、コースを知った。走って(起伏に)びっくりした」と苦笑い。アップダウンの激しいコースにも臨機応変に対応し、ペース配分はうまくいった。ゴール手前の残り1キロでペースを一気に上げ「気持ちよくゴールできた」。

 沖縄一周市郡対抗駅伝の代表選手だったが、大会が中止になり、同じチームの選手ととかしきマラソン参加を決めた。チームの先輩である大山翼を2位に抑えての優勝で「マラソンに強い先輩に勝てて自信が付いた」と笑顔を見せた。16日のおきなわマラソンにも挑む。「15位以内が目標」と力を込めた。 (上里あやめ)