教員や教員志望の学生が対象の「LGBT・性の多様性ワークショップ」が11日、那覇市西の県男女共同参画センターてぃるるであった。参加者は絵本や写真の活用など、子どもたちの発達段階に応じた授業案を考えた。
小・中・高校の校種別の6班に分かれ、授業内容を検討した。高校グループは「多様性を認め合い、自己肯定感を高める」を授業目標とし、グループワークで性的マイノリティーがカミングアウト(公表)できない理由を考える、とした。参加者からは「自分ごととして考えてもらう」「(子どもたち自身の)アウトプットが大切」などの意見が出ていた。
本部小1年の担任、大城日向子さん(27)は絵本を使い、「家族」の切り口から多様性を伝える授業を考えた。「アイデアを共有できて楽しかった。学校で実践したい」と話した。
このワークショップはレインボーハートプロジェクトokinawa(竹内清文代表)の主催で、約30人が参加した。