
鈴木絵里は2時間52分22秒で走り、3年連続の2位となった。昨年は肉離れの痛みをこらえながら走った。今年はコンディションを整え、万全の状態だっただけに「悔しい結果」と声を落とした。
10キロ地点まで首位の金城かれんにぴたりとついていく。しかし、地元秋田と20度以上の寒暖差がある沖縄の「暑さに慣れることができなかった」とペースダウン。それでも沿道の太鼓を使った応援などに元気をもらった。
粘り強い走りを続けるレースの終盤に大雨が降った。体の熱が冷めて、息を吹き返したような快走を続けた。そのまま2位を守り切った。
年間20レースを走り、各地で成績を残し続ける35歳。3月は東京マラソンに出場する。「2時間45分を切りたい」と語った。コンディションを維持し、大一番での飛躍を誓った。
(喜屋武研伍)