飲酒事故率またワーストに 全国平均の2・6倍


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 2019年に沖縄県内で発生した交通人身事故に占める飲酒運転の割合が2・28%で全国平均の2・6倍となり、3年ぶりに全国ワーストとなったことが21日までに県警のまとめで分かった。

 飲酒運転の摘発件数は2147件で、3年連続で2千件超となっている。飲酒運転による事故件数は前年比15件増で93件だった。人身事故に占める飲酒絡みの割合は統計を開始した1990年から2016年まで27年連続で全国ワーストだったが、17、18年はワーストを脱していた。今回3年ぶりに全国ワーストに戻ることになった。

 県警交通企画課の伊波興二管理官は「飲酒運転で摘発される人も、事故も減っていない。まだまだ潜在的に飲酒運転をしている人がいる。家庭、会社、地域でも飲酒運転根絶を呼び掛けてほしい」と訴えた。