そば打ちの段位認定! 13人が初段に合格 手打ちそば「こねこね」


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そばを打ち段位認定に挑む参加者=23日、大宜味村の大宜味村農村活性化センター

 【大宜味】手打ちそば文化を沖縄に広めようと「第1回そば打ち段位認定沖縄大会」(全麺協主催)が23日、大宜味村農村活性化センターで開催された。大宜味手打ちそば倶楽部(宮城久美子代表)で手打ちの技術を学んでいる沖縄本島内の13人が初段に挑み、全員が合格した。

 大宜味村は本島で唯一ソバを栽培・収穫しているが、手打ちの技術が無かった。昨年3月の「新そばまつり」で全麺協が技術を伝えたのを機に、大宜味手打ちそば倶楽部が発足。本島各地の20人が6月から月1回、全麺協の講師から技術を学んできた。

 段位認定は6~7人ずつ2組に分かれ、それぞれ40分間で10人分のそばを打った。全麺協の審査員らが静かに見守る中、集中して取り組んだ。宮城代表(65)は「今後の認定大会は倶楽部で年1回開催し、大宜味から手打ちそば文化を広めたい」と話した。