沖縄県は25日夜、うるま市の養豚場で県内6例目の豚熱(CSF)感染を確認したと発表した。新たな感染場所は、今月2日に5例目が確認された沖縄市の養豚場から3キロ圏内にある。農家への聞き取りでは1039頭を飼育しているという。県は26日から殺処分や埋却などの初期防疫措置を始める。
感染養豚場から3キロ以上10キロ圏内の搬出制限区域は、27日にも解除の予定だったが、6例目の確認により解除に向けた確認作業は振り出しに戻った。
県によると、3キロ圏内で実施している清浄性確認検査で24日に疑いのある豚が見つかった。精密検査をした結果、25日夜になって疑似患畜と確定。26日午前0時に、玉城デニー知事を本部長とする県特定家畜伝染病防疫対策本部会議を県庁で緊急に開催した。
県はこれまでの発生農場との関連などについても調べている。