ランタン金賞に首里城をモチーフにした作品 2度目の挑戦、吉長親子が受賞 読谷・むら咲むらで展示会


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笑顔で記念撮影をする第5回ランタンオブジェコンテストの受賞者ら

 【読谷】手作りランタン46作品の中から最優秀賞を選ぶ「ランタンオブジェコンテスト」の表彰式が23日、読谷村の体験王国むら咲むらで開かれ、金賞に吉長千博さん(39)親子=中城村=が作成した「またん創らな わった~首里城」が輝いた。コンテストは、同地で開催中の「よみたん夜あかりプロジェクト 琉球ランタンフェスティバル」(主催・読谷村地域活性化連携体、共催・琉球新報社)の一環。

金賞「またん創らなわったー首里城」

 同コンテストは、今年で5回目。来場者の人気投票で決まる金・銀・銅賞のほか、スポンサーやパートナー事業者が選ぶ各賞も設けられ、豪華景品が入賞者に贈られた。

 吉長さんが2人の息子、秀納さん(9)、秀都さん(4)と作成した首里城は投票総数1万2425票のうち1836票を獲得した。コンテストには2度目の挑戦だっという吉長さんは「当たり前のようにあった首里城がなくなってしまい悔しい。沖縄のシンボルを必ず復元しようという思いで作った」と思いを語った。秀納さんは「首里城には行ったことないが写真を見ながら作った。復元したら必ず行く」と述べた。

 銀賞には穏やかな表情で腹部を包み込む妊婦を表現した新田さん=沖縄市=の「願いを込めて…♡」が1299票で、銅賞には貝殻をふんだんに使った島袋寛美さん=うるま市=の「海のランプ」が1291票でそれぞれ選ばれた。作品は3月31日まで、むら咲むらで見ることができる。

銀賞「願いを込めて…♡」
銅賞「海のランプ」