2月の乗客数2万4545人減少 ゆいレール 観光客減少が直撃


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ゆいレール

 沖縄都市モノレール(那覇市、美里義雅社長)が3日までにまとめた2月の乗客数は151万245人で、昨年10月の浦添延長やうるう年で営業日が1日多かったにもかかわらず、前年同月を2万4545人(1・2%)下回った。新型コロナウイルスの感染拡大で、観光客が減少している影響を受けた。

 うるう年の影響を排除するため1日平均の乗客者数を見ると、前年同月比5・0%(2737人)減の5万2077人だった。

 同社は駅の構内放送などで、時差出勤による分散乗車や在宅勤務の導入などを呼び掛けている。担当者は「3月はより影響が出る見通しだが、今は乗客数の増加よりもウイルスを拡散させないことに取り組んでいる。また多くの方にモノレールを利用してもらえるよう、一日も早い終息を願いたい」と述べた。

 観光客の利用や浦添延長区間の運行開始で駅数が15駅から19駅に増えたこともあり、1月の乗客数は175万7486人で、前年同月比8・2%(13万2896人)増の162万4590人だった。