「トランプ大統領、沖縄に来て」 アミークス小4年生 手紙と贈り物で魅力アピール


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米大統領へ向けて沖縄の魅力を伝える手紙を書く4年生の児童ら=2月27日、うるま市内の同校

 うるま市のアミークス小学校(デイキン・セバスチャン校長)で2月27日、4年生の生徒47人が米大統領に向けて手紙を書いた。昨年10月にあった首里城焼失の現状だけでなく、豊かな自然など沖縄の魅力について伝える内容だ。手紙は生徒たちが選んだギフトと一緒にホワイトハウスへ送る。

 同校では毎年「郷土学習」の一環として首里城を訪れてきたが、昨年の焼失を受け、改めて魅力を海外に発信するための取り組みを開始した。2月には焼け跡で外国人観光客に英語で聞き取りをしたり、米軍基地内の小学生に首里城の歴史や文化を伝えたりした。

 今回書いた手紙は首里城の状態や観光業への影響について説明しながらも、県内に数多くある観光地や伝統工芸品など沖縄の魅力も紹介するポジティブな内容となった。

 またホワイトハウスに手紙と合わせて送られるギフトには、児童らが校外学習で選んだシーサーの置物やコースター、ホタル石の雑貨、箸などがあった。シーサーの持つ魔よけなど、ギフトの説明も添えられており、入浴剤を選んだグループの児童は「大統領だけでなく夫人にも使ってもらいたい」と話した。

 島袋友輔さんは「首里城は燃えてしまったけど、きれいな海など他にもいいところがたくさんある。ぜひ大統領にも沖縄に来てほしい」とはにかんだ。

 山中杏さんは大統領にうるま市の海中道路をおすすめ。ギフトに選んだ紅型のポーチを「ぜひ大統領の家族に使ってもらいたい」と話した。