【読谷】読谷村の都屋漁港で6日、6トン超のムロアジが水揚げされた。漁港から南西2.5キロの沖合に設置している大型定置網に掛かった。サイズも例年より大きめの平均18センチほど、今季最大の水揚げ量に漁師らも「刺身か唐揚げで食べたら最高やっさ~」と、大満足の笑みを見せた。
今が旬のムロアジ。漁師の上地正之さん(36)によると、2週間前にも約3トンが水揚げされたが「定置網に魚が刺さる程の大漁はきょうが初めて」という。読谷沖合ではホエールウオッチングの季節を迎えており、上地さんは「クジラに追いやられて網に掛かったのかもしれないね」と想像を膨らませる。
大漁のうわさを聞きつけ漁港にやって来たマグロ漁師の国良真さん(61)は「新鮮なムロアジを餌に、大きなキハダやメバチマグロを狙いたい」とやる気十分だ。
取れたてのムロアジは都屋漁港や県内大手スーパーなどで販売された。