新報ビルが緑色に あすから緑内障週間


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緑内障週間でグリーンにライトアップされた琉球新報社本社ビル=6日、那覇市泉崎(喜瀬守昭撮影)

 8~14日は世界緑内障週間。日本緑内障学会は、緑内障の認知と啓発に向けて、各地のランドマークや医療機関を緑色にライトアップする「ライトアップイングリーン運動」を展開する。今年は北海道から沖縄まで181施設がライトアップされる予定。那覇市泉崎の琉球新報社壁面も6日からグリーンにライトアップした。県内では東南植物楽園も期間中にライトアップする。

 日本緑内障学会によると、緑内障は進行性の目の病気で、視野が次第に欠けていき、進行すると日常生活に支障をきたすような視覚障害に至ることがある。日本で成人の失明原因の第1位は緑内障といわれる。

 沖縄は県外と違い、急に症状が現れる「原発閉塞隅角緑内障」と呼ばれるタイプが多い。

 同学会の評議員で浦添さかい眼科の酒井寛医師は「緑内障は初期から中期に自覚症状がない。早期診療と早期治療が大事だ。期間中に緑内障について考えてほしい」と語った。