天女舞う巨大アートが完成 卒業式へ6年生144人が制作 宜野湾・はごろも小


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
作品の前で記念撮影するはごろも小6年生と西村由郁子さんら=2月25日、宜野湾市の同小

 【宜野湾】宜野湾市立はごろも小学校で2月21と25の両日、指先に絵の具をつけ指で描く「フィンガーペイントアート」(お宝発掘!まちわく夢図鑑つくり隊企画委員会主催)が実施された。フィンガーペインター西村由郁子さんを招き、2014年に開校した同校初の6年生144人が卒業式前に制作。「翔」をテーマに児童の思いを表現し、羽衣伝説の天女の巨大アートを完成させた。

 西村さんのアイデアで急きょ、卒業生名が入った花びらを加え、風に舞うような天女を表現した。イメージ以上となった完成品を眺め、西村さんは「一人一人の作品で、生徒全体の作品でもある。皆の思いが一つにつながった世界に一つしかない作品です」と笑顔で語った。

 上間結心さん=同小6年=は「卒業しても(作品が)形として残るのはうれしい。6年生の心が一つになることができた。卒業式も成功させたい」とあいさつした。幸地涼太郎さん=同=は「自分の表現を伝えることができた」と満足そうに話した。

 8枚のパネルでつながる巨大アート作品は、19日の卒業式で展示する予定。

(又吉夏希通信員)