民家近くに銃を持った米兵 普天間飛行場のフェンス沿い 住民「初めて見た」


この記事を書いた人 Avatar photo 米倉 外昭
民家近くの米軍普天間飛行場内のフェンス付近でライフル銃を持ち訓練する米兵=23日午前8時12分、宜野湾市宜野湾(ジャン松元撮影)

 【宜野湾】住宅街に面した沖縄県宜野湾市宜野湾の米軍普天間飛行場フェンス沿いで23日午前7時半すぎ、米兵約20人が箱を持って坂道を駆け上ったり、腕立て伏せをしたりする訓練が見られた。米兵は午前8時20分ごろまで訓練し、ライフル銃や防弾チョッキなどを着用してフェンス沿いから引き上げた。目撃した市民は驚いた様子だった。

 宜野湾市には同日午後5時現在、訓練の情報や苦情は入っていない。米兵がライフル銃を住宅街へ向ける行為は確認されなかった。本紙は在日米海兵隊を統括する第3海兵遠征軍に訓練について質問をしたが、同日午後6時現在、回答はない。

 目撃した市民は「15年余り同じ場所に住んでいるが、このような訓練は初めて見た」と話した。午前7時40分ごろには基地内から「パーン」という破裂音も聞こえたという。