新型コロナ感染、沖縄県内5例目 東京から来県の40代男性 県が水際対策強化へ


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 県は24日、仕事で来県した東京都の40代男性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。県内発生は5例目となる。海外や県外で感染したとみられる10~40代の男女3人の感染確認が県内で相次いでいることを受け、県は航空会社へ搭乗前の体調検査を実施してもらうなど水際対策の強化を国や関係機関に要請する方針だ。 

 40代男性は7~9日に台湾への渡航歴もあったが、県は都内で感染したとみている。
 県によると、容体は不明だが集中治療室に入ったという連絡はない。男性は来県した18日に発熱のため那覇市内の感染症協力病院を受診した。いったん滞在先のマンションに戻ったが、その後も発熱や下痢が続いたため那覇市保健所に相談し、21日に同病院を再受診した。下気道炎症状もあり主治医が検査の必要性を判断。24日の検査で陽性を確認した。現在は感染症指定病院に入院し、同市保健所が男性の行動歴や接触者について調査している。