那覇市立の保育所だった「若狭浦保育所」は1日、民間の学校法人と市が協力して運営する公私連携型保育所として新たにスタートした。同日、入所式と開所式が行われた。保育士の育成に取り組む大庭学園が運営を担い、持続可能な保育環境を維持する。公私連携型保育所は市内で初となる。
同学園が運営する「若狭こども園」と連携して教育や保育の活動を行う予定だ。松原健蔵所長は「子どもファーストで学びの場を提供し、人間形成を支えたい」と意気込んだ。開所式では関係者らのテープカットで新たな門出を祝った。入所式では子どもたちによる「わかさっこのうた」が披露された。
山本優ちゃん(2)は「歌が楽しかった」と笑顔で話し、母のあんさん(23)=那覇市=は「子どもたちが安全で楽しく過ごしてほしい」と期待を寄せた。