オオゴマダラ放ち、共に「大きく」 沖縄市の山内幼稚園 飼育のチョウと卒園式


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放蝶セレモニーでオオゴマダラを放つ園児ら=沖縄市の山内幼稚園

 【沖縄】沖縄市立山内幼稚園(中山盛弥園長)は3月18日、チョウ園で人工繁殖させたオオゴマダラを同園の卒園記念で放蝶(ちょう)した。卒園する園児(73人)が「元気に大きくなってね」と願いを込め春の空へ放った。

 同園は園庭の一角にチョウ園があり、幼虫、さなぎ、成虫になるまでを観察しながら大切に飼育している。

 中山園長は「恵まれた環境の中で、園児たちが年間を通して育てたチョウが希望を持って飛び立っていくように、皆さんも明るい元気な1年生になってください」と話した。

 掛け声に合わせ一斉に飛んで行ったチョウに園児たちは大喜び、歓声が中庭に響き渡った。

(山川宗司通信員)