「違いがわかる」島ラッキョウ 収穫ピーク


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収穫した島ラッキョウを手にする高山茂博さん

 【沖永良部】沖縄料理に欠かせない島ラッキョウが畑一面に薄緑色の細い葉を広げ、収穫の時を迎えている。

 高山農園の高山茂博さん(56)は、農薬と化学肥料を一切使わない有機栽培に取り組んでいる。島近海で捕れた魚のアラに、海水や糖蜜などを加えて約1年かけて発酵させて作る液肥は、試行錯誤を重ねながらたどり着いたというオリジナル。アミノ酸たっぷりの液肥で育った島ラッキョウは、生で食べてもおいしく、驚くほど長持ちする。口コミで評判が広まり、那覇市松尾にある飲食店「浮島ガーデン」など島内外の飲食店から注文を受ける。

 収穫したばかりの島ラッキョウを手に高山さんは、「食べて違いを感じてほしい」と自信をのぞかせた。

 問い合わせは高山農園(電話)080(5217)1969。
(宮澤夕加里通信員)