おつまみセットも持ち帰りOK コロナ影響で苦境のレストラン テイクアウトで奮闘 


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マネージャーの新海和彦さん(右から2人目)=16日、沖縄市中央の「Butcher(ブッチャー) Grill&Bar」

 【沖縄】新型コロナウイルスの影響が飲食店を直撃している。沖縄市の中央パークアベニューも臨時休業の張り紙が目立つ。営業を続けているレストラン「Butcher(ブッチャー)Grill&Bar」は、売り上げが10分の1となり、苦境に立たされている。マネジャーの新海和彦さんは「非常に厳しい状況になっている。新たに始めた持ち帰りが浸透しつつあるので、今後はより力を入れていきたい。オードブルも始めた。家庭へのケータリングも視野に入れて考えていきたい」と現状打破に向け奮闘している。

 常連の宮城理恵さんは「応援したいし、店を閉めてほしくない」と地域の店を支えたい気持ちをにじませた。持ち帰りを知り、初めて利用した島袋真由美さんは「肉巻き寿司がおいしくて感動した」と絶賛。

 国税庁特別措置の期限付酒類小売業免許が設けられたことも、窮地に立たされた飲食業を大きく後押しする。料理と共にアルコール類の持ち帰り販売や配達が可能となるため、新たな事業展開に臨める。

 「コザという土地柄、お酒に合わせたおつまみセットも持ち帰りメニューに追加した」と新海さんは語った。

 問い合わせは同店(電話)098(989)8238。
 (鈴木千聡通信員)