沖縄で新たに4人感染 石垣1人、陽性者の店利用


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は28日、新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち石垣市在住者が1人で、すでに同市で感染が判明している2人が働いていた飲食店を利用していた。ほか3人は本島在住。4人はいずれも重症ではない。県内感染者は142人となった。

 石垣市の患者は20代男性で、職業は調査中。石垣市で13日と16日に感染が判明した、いずれも20代男性が勤務する飲食店で5日に飲食していた。3人が同席していたかは不明で、県は調査中としている。

 ほかの患者3人は南部保健所管内の60代女性、沖縄市の70代女性、那覇市の20代女性。いずれも職業は調査中。うち60代女性と70代女性は家族からの2次感染とみられる。

 60代女性は、18日に感染が判明した60代男性の妻。18日に症状が出て、27日に発熱。同日、医療機関を受診し検体を採取した。

 沖縄市の70代女性も家族内感染。「クラスター(感染者集団)」となった沖縄市軍用地等地主会の会議に出席していた夫の感染が22日に判明している。女性は21日に寒気、せき、鼻水の症状があり、24日に医療機関を受診し、発熱、上気道炎が確認され検体を採取した。

 那覇市の20代女性は10日に嗅覚障がいがあり、11日に発熱、けん怠感、息苦しさを感じた。26日に医療機関を受診し検体を採取した。感染経路は不明。