沖縄新たな感染ゼロ、県「気の緩みに注意」


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は29日、新型コロナウイルスの新規感染者はゼロだったと発表した。28日から29日にかけて実施したPCR検査数は121件(入院者の陰性確認検査も含む)。県内の新規感染者数がゼロになるのは27日以来2日ぶり。

 県の糸数公保健衛生統括監は「知事が外出自粛要請を出して以降、県民の協力で人と人との接触が減ってきた。県民の取り組みが良い効果として表れつつある」と要因を分析した。同時に「ここで気を緩めると感染が広がる可能性がある。医療機関や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生防止にも引き続き注意が必要だ」と述べた。大型連休が終わるまでは人との接触を避けることも求めた。

 県内の患者数は142人。入院中90人、ホテル療養18人、自宅療養1人、退院29人、死亡4人。29日から30日にかけてのPCR検査予定は57件。