「学びの困りごと」声と支援を 沖縄の大学生がSNSで募集 沖縄「有志の会」


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「学生有志の会」のツイッタートップページ

 琉球大学、沖縄国際大学、名桜大学の学生らが4日までに「沖縄県内学生への緊急支援を求める学生有志の会」を結成した。新型コロナウイルス感染拡大により、生活や学習で困難に直面する学生の声をツイッターやフェイスブックなどのSNSで集めている。困りごとを可視化した上で県に要請するという。

 SNSでは「オンライン学習を取り入れるなら、きちんとした環境を、どんな人も取り残さない環境づくりをお願いします」(高校生)といった声や「推薦入試、受験がほんとにあるのか先が見えなくて不安です。また、一番楽しみだった部活最後の大会や修学旅行がないのは悲しいです」(中学3年生)などの声が集まっている。

 有志の会の大学院生は、3カ月間アルバイトがなく、貯金を切り崩して節約生活している窮状を投稿した。友人のWi―Fi(ワイファイ)を借りてネット上の作業を行ったが「ゆいまーるという美談で終わったらいけない。憲法で教育を受ける権利があるあなたや私が、自助努力や人の親切に助けられ学習を進める。サバイブする。めでたし。ではないはず」とつづった。

 同会のツイッターアカウントは「Ryukyugakusei」。「#沖縄県コロナ学生支援」を付け、困りごとや県への要望を投稿してもらっている。募集は10日まで。