17業種中15で売り上げ伸ばす 2019年沖縄企業ランキング


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 業種別では、全17業種中15業種が売上高を伸ばした。増収率のトップは建設の12・2%増で、12社中6社が企業別増収率のトップ10に入った。県立八重山病院の新築や沖縄都市モノレール関連工事などの公共工事や、サンエー浦添西海岸パルコシティ建設、ホテル新設などの民間工事が好調だった。

 レンタカー需要の増加などを背景に自動車・建機が9・5%増で2位に入った。対象の8社全てが増収だった。

 3位の輸送は、好調だった県経済を追い風に海上貨物の取扱量や航空旅客収入の増加があり、6・4%増だった。4位は家賃保証がけん引したリース・クレジット・信用保証で5・9%増、5位はエネルギーで5・6%増だった。

 那覇空港ビルディング1社のみが対象の不動産・物品賃貸は5・2%増だった。連結ターミナルの利用開始に伴う家賃収入などの増加があった。病院は3・7%増で、施設の充実や高齢化社会を背景に、対象の7社全てが増収を維持した。

 減収となったのは新聞・放送・広告のみで、マイナス0・3%だった。