沖縄県中学総体きょう開催可否決定 九州大会は中止決定


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 九州中学校体育連盟は7日までに、8月上旬に九州各県で開催予定だった九州中学校体育大会の中止を決定した。県中学校体育連盟(相澤敬二会長)は8日に定例の評議員会のウェブ会議を開き、九州大会の中止を踏まえて県中学校総合体育大会(県中学総体)の開催可否を判断する。

 県中体連によると、九州中体連は1日に理事会を開き、中止を決定した。通知文書は7日に届いた。判断理由に(1)生徒、大会関係者の安全が最優先(2)臨時休校で十分な練習ができていないため生徒の安全面が懸念される(3)各会場で人の出入りがあり、十分に感染対策を取ることが難しい―ことなどを挙げた。県内ではソフトボールと柔道の実施が予定されていた。

 通知を受けた県中体連は県内各地区の中体連や各専門部などに九州大会中止の決定を電話で連絡した。後日、文書も郵送する。8日の評議員会では7月21日に総合開会式を予定している県総体について、予定通りの実施、延期、中止を含めて協議する。会合後に決定内容を発表する予定。

 今夏に東海地方で開催が予定されていた全国中学校体育大会(全中)も4月28日に中止が決定した。

 九州大会の中止について相澤会長は「全国大会に続き、九州大会が中止になったことは大変残念だ。特に3年生は悔しい思いがあると感じる。命を守る、安全を最優先に考える観点から今回の決定は致し方ない。学校生活や部活動が再開できるよう感染防止の取り組みを継続、徹底してほしい」とするコメントを発表した。