那覇にPCR検査場 きょうから クルーズ寄港地で


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 那覇市と市医師会は12日、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の検体採取センターを13日から5月末まで那覇市若狭の那覇クルーズターミナルに設置すると発表した。市が医師会に検査を委託し、費用は市が負担する。検体採取は月、水、金曜日の正午から午後2時まで行う。ドライブスルー方式で1日当たり20~25人の検体を採取する。6月以降の検査はクルーズ船寄港の状況などをみながら検討する。

 市医師会に加盟する開業医が患者のPCR検査が必要と判断した場合、検体採取センターに予約を入れて検体を採取する。検体の検査は県外の民間機関に依頼し、採取の2日後に結果が分かる。

 市医師会の山城千秋会長は「ターミナルは患者のプライバシー保護の観点から最適な場所だ。感染症指定病院や協力病院の負担軽減を図り、感染者の早期治療につなげて終息に向かうことを期待する」と述べた。