休業解除の7指標満たす 沖縄県内の新型コロナ入院患者が14人切る


この記事を書いた人 Avatar photo 米倉 外昭
      沖縄県庁

 沖縄県は16日、新型コロナウイルスの新たな感染者はいなかったと発表した。入院患者数は14人を下回り、県が休業要請解除の目安としていた七つの指標全てを初めてクリアした。16日時点の入院患者数は前日より3人減って12人、うち重症者は4人。ホテル療養、自宅療養者はいずれもゼロだった。新たな感染者は16日連続で確認されなかった。

 新たに3人が退院し回復者は125人。PCR検査件数は32件で、累計実施件数は3269件となった。県内の累計感染者数は143人で死亡者は6人。

 県は、休業要請解除の目安として新規患者数や入院患者数など専門家会議が示した3指標に加え、県独自に4指標を設けている。指標の一つである「入院患者数が10万人当たり1人未満(県人口で14人以下)」は、15日時点では入院患者15人で達成していなかった。

 県は県民に対する活動自粛の要請や、キャバレーなど接待・接触を伴う事業者への休業要請などを21日に解除する方針。糸数公保健衛生統括監は「大型連休明けから2週間後の20日まではしっかり警戒していく」と話した。