イベント開催へ沖縄県がガイドライン 野球やサッカーも対象 「3密」回避策必須


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会見で報道陣の質問に答える玉城デニー知事(奥中央)=20日午後、沖縄県庁(代表撮影)

 沖縄県が20日に発表した主催・共催イベントを実施するに当たってのガイドラインは、政府が提唱する「新しい生活様式」を踏まえて作成した。イベントは「3密」を回避する措置を講じた上で、体調不良者の参加を認めなかったり、感染者が出た場合に備えて参加者に連絡先の提供を求めたりする。イベントには会議やセミナー、講演会のほか、野球やサッカーなどのスポーツ行事も含まれる。県は先行して指針を作成している業界団体や事業者のほかは、県ガイドラインを参考にしてイベントを催すよう呼び掛けた。

 県は国の指針に準拠してガイドラインを作成した。イベント開催可否の目安は、屋内の場合は「100人以下で収容定員の半分以下の参加人数にすること」、屋外は「200人以下で人と人の距離を十分に確保できること」とした。

 全国的かつ大規模イベントの開催については「リスクへの対応が整わない場合は中止または延期するよう慎重に対応する」とした。

 県は対策が十分ではない場合は、イベントの中止や延期、規模縮小を検討する。県主催のイベントや会議は4月4日から中止・延期されていた。

 玉城デニー知事は「今後、各業界団体や事業者が独自にガイドラインを策定する際には、国の指針や県策定のガイドラインを参考にしてほしい」と呼び掛けた。