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職域野球がコロナ封じ策徹底 高校球児を意識「大丈夫だよ、となって」

試合前に検温する選手ら=24日、うるま市のエナジックスタジアム石川(喜瀬守昭撮影)

 24日に一部の地域で再開した軟式野球の支部予選。沖縄県野球連盟中部北支部では選手から再開に向けた要望が多く寄せられ、独自の感染予防対策ガイドラインを策定することで再開を決めた。予選は6月ごろまで続く予定。

 沖縄、うるま、北谷、嘉手納、読谷の5市町村で構成する中部北支部は2週間前から役員で会議を数回開き、対策を練った。公立施設の感染拡大予防ガイドラインを参考に、9項目の実施方針をまとめた。

 選手は球場入りと同時に検温と手指の消毒を行う。各チームが体温などを記録簿に記入して事務局に提出することも義務付けた。2週間以内の海外、県外、県内離島への渡航歴の有無も確認し、個々の連絡先も記入してもらう。仮に感染が発生した場合に迅速に対応が取れるようにした。

 「3密」を避けるため、オーダー交換時の握手や試合前後の整列はなし。従来は試合間隔をなるべく置かずに進めていたが、チームの入れ替え時の密集を避けるため、試合間隔を15分開けた。試合の合間には審判員が各ベンチの腰掛けや手すりなどをアルコール消毒し、本部席も常に窓を開けて換気を心掛ける。

 宮里勝支部長は「県内の野球大会で先陣を切って再開するので責任は大きい。万全の対策でやっていきたい」と語る。7月に高校野球の独自の県大会が開かれることなども念頭に「僕らが着実に大会運営をすることで安全を確認したい」と力を込めた。

 成年の部に出場した石川ベースボールクラブの上運天康志主将(48)は「事務局がちゃんと対策を立てていて不安はなかった」と答えた。自身は1989年、石川が2度目の夏の甲子園に挑んだ時の三塁手。それだけに甲子園の中止に「球児が本当にかわいそう」と眉をひそめる。独自の県大会が無事に開かれるように「自分たちがしっかり対策することで、開催しても『大丈夫だよ』となってほしい」と願った。



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