在日米海兵隊、警戒レベルを引き下げ 基地外の小売店利用可能に


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 【中部】在日米海兵隊は4日、新型コロナウイルスの健康保護に関する警戒レベルをC(チャーリー)に引き下げ、軍人や軍属、家族らを対象とする基地外行動の制限を一部緩和する。対象者は社会的距離を保ち、マスクを着用した上で基地外の小売店の利用が可能となるほか、基地外飲食店の屋外席で飲食できるようになる。

 基地を抱える本島中北部の多くの飲食店で米軍関係者の利用が激減し、売り上げに影響が出ていたが、制限緩和により状況は徐々に改善へと向かうとみられる。

 米軍は、現在実施されている予防措置は、日本政府、米疾病予防管理センター、在日米軍の指針に従ったものだと説明。タクシーやバスなど基地外の公共交通の利用や、飲食店の店内での飲食など、「その他の措置は部隊、家族および地域社会の保護を確保するため継続的に見直す」としている。