県議選期日前投票17万1752人 過去最多、全体の19・38%


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県選挙管理委員会の速報値によると、7日投開票の第13回県議会議員選挙の期日前投票者数は選挙人名簿登録者数の19・38%に当たる17万1752人だった。

 前回(2016年)と比較すると2万1496人多く、県議選としては過去最多となった。県選管は新型コロナ対策を実施し、積極的な利用を呼び掛けたことなどが増加につながったとみている。

 今県議選は1972年の第1回選挙と並び、過去最多となる4選挙区で無投票となった。今回、投票が実施される9選挙区で比較すると前回比で4万9767人増加した。期日前投票者数が最も多かったのは那覇市・南部離島区の5万1760人で、次いで島尻・南城市区の2万5941人、中頭郡区の2万3610人と続いた。久米島町、南大東村、伊是名村を除く全ての市町村で投票者数が増加した。

 県議選、市長選、市議補選の「トリプル選挙」となっている糸満市区は前回比で3599人多い1万582人が訪れるなど、有権者の関心を高めている。既に選挙人名簿登録者数の21・95%が投票を終えた。

 県選挙管理委員会が発表した選挙人名簿登録者数は116万8778人(5月28日現在)で、前回(16年5月26日現在)よりも5万2162人増えた。18歳選挙権が導入されて初の県議選となり、幅広い層への支持拡大が求められる。

 男女別では男性は56万9944人(前回54万3327人)、女性は59万8834人(前回57万3289人)となっている。

 選挙人の登録者数が最も多いのは那覇市・南部離島区で26万9409人。次いで中頭郡区の12万3696人、沖縄市区11万1711人となった。選挙が実施される9選挙区の選挙人名簿登録者数は88万6063人となる。