かりゆしウエアブランドの「MAJUN」を展開する日進商会(糸満市、大城直也社長)が主催する「学生かりゆしデザインコンテスト2019」で、グランプリを受賞した2作品がこのほど商品化された。島ぞうりとやちむんをモチーフにした新鮮なデザインのかりゆしウエアが県内の量販店に並ぶ。
お披露目会が11日、浦添市のサンエー浦添西海岸パルコシティであった。
カジュアル部門のグランプリは、受賞当時に浦添高3年だった真栄城千桜(ちさき)さん(18)の作品。カラフルな島ぞうり柄でインパクトのある一着だ。夏休みの課題として提出したという真栄城さんは「島ぞうりは誰でも一度は履いたことがある」と柄を決定。「実際に人が着ているのを見ると恥ずかしいけど、うれしい。多くの人に着てもらいたい」と話した。
ビジネス部門のグランプリは、受賞当時に首里高3年だった大城もえかさん(19)の作品。深緑の背景に、県魚のグルクンと県花のデイゴ柄のやちむんをデザインした。大城さんは「自信につながった。オフィスでも接客の場でもいろんな場面で着てほしい」と期待した。
コンテストは昨年初めて行われ、県内の高校34校から1565点の応募があった。
大城社長は「プロが考えつかないデザインが多くて感銘を受けた。かりゆしウエアの可能性がいろんな形で見えてくるだろう」と喜んだ。
真栄城さんと大城さんがデザインした商品はサンエー大型店やデパートリウボウで販売中。イオン各店でも販売予定。