河野防衛相「米軍の通報、適切でない」 嘉手納基地火災で苦言


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河野太郎防衛相

 【東京】河野太郎防衛相は23日午前の記者会見で、米軍嘉手納基地内の危険物を取り扱う施設で22日に発生した火災に関して「米軍からの通報が適切ではなかったと考えている」と述べた。米側からの情報提供に遅れがあったとみられ、「もう少し情報の伝達をしっかりやるように申し入れるように(事務方に)指示をした」と説明した。

 嘉手納基地の火災は22日午前8時50分ごろ発生し、米軍によると基地内で45人の職員が煙や塩素ガスを吸い被害を訴えた。職員は同日中に職場に復帰している。出火から約6時間後に鎮火した。【琉球新報電子版】