【宜野湾】米軍普天間飛行場に住む軍属の新型コロナウイルス感染が確認され一夜明けた8日、沖縄県宜野湾市内の同基地は朝から通常通りの運用がされた。基地内従業員によると、7日に3時間ほど基地内に待機を指示されたような緊張した雰囲気はなかったという。米軍は所属機や外来機の離着陸訓練を繰り返した。
全駐労マリン支部によると、7日に基地内従業員から「ゲートを封鎖する時は説明がほしい」「解除されるまで不安だった」などの声が同支部にあった。日本人従業員と感染者の接触は確認中とした。
ある基地従業員は取材に「もしかしたら接触しているかもしれない。感染者の行動経路を明らかにし、PCR検査などの早い対応をお願いしたい」と求めた。7日夕方に閉鎖されていた野嵩ゲートは8日、通行ができるようになっていた。県内の他の米軍基地の出入り口周辺で変わった様子は確認できなかった。