福岡市博多区の川端通商店街で沖縄県産品を販売していた「わした博多店」が5日、閉店した。福岡市の医療機器販売会社が沖縄県物産公社と特約店契約し運営していたが、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少し、経営継続が難しくなった。
福岡県では、物産公社が1996年に直営の「福岡わしたショップ」を出店したが、近隣に商業施設ができ、人の流れが変化したことなどで売り上げが減少。2016年5月に閉店した。県人会を中心に何とか拠点を残したいという声が上がり、3カ月後の同年8月に特約店という形で「わした博多店」が開業した。
物産公社によると、今年2月後半から経営が厳しくなり、支援したが、新型コロナウイルスの影響で先行きが見通せないことから6月に閉店を決めた。