「差別を認め、平等の実現を否定」 宜野湾市議会の多様性条例の否決、沖縄のLGBT団体が抗議の賛同呼び掛け


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 【宜野湾】宜野湾市議会が市提案の「市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」案を反対多数で否決したことを受け、LGBT関連団体などが抗議声明を出す方向で賛同団体を募集している。募集は20日午後9時まで。

 抗議声明は否決に抗議し、市に再上程、市議会に可決を求める。送付は7月末~8月上旬で宛先は市長と市議会議長を予定。性的少数者の問題を起点に人権を考え発信する市民団体「てぃーだあみ」と、多様な性が尊重される社会を目指す「レインボーアライアンス沖縄」が中心となる。

 てぃーだあみ(佐脇広平、竹葉梓、山城彰子共同代表)は「否決は性的少数者への差別を認め、男女平等の実現も否定するもの。抗議する団体の賛同を広く求めます」と呼び掛けた。問い合わせはtiidaami.okinawa@gmail.com(てぃーだあみ)かr.a.okinawa@gmail.com(レインボーアライアンス沖縄)まで。