沖縄県浦添市の国立劇場おきなわで11日、企画公演「琉球講談」が行われ、約4カ月ぶりの公演再開となった。新型コロナウイルス対策のため、マスク着用やアルコール消毒をはじめ、サーモグラフィーによる検温を実施した。通常の632席を半分に減らし、観客同士の間隔を空けた。
第1部では宮城茂雄さんが4年ぶりに再演した「護佐丸誠忠録」や当銘由亮さんが脚本・口演の「北谷真牛(もーし)~Bad Medicine~」、第2部では各地に伝わる伝承や民話を基にした「マジムン怪談」3作を上演した。同劇場事業課の伊波清秀課長は「チケットも完売して皆さんが公演を心待ちにしていたと感じた。県内で感染がまた出てきたので懸念している」と話した。