7月4連休データ分析 県外から1日平均2800人 観光客の2割東京から


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 政府の観光支援事業「Go To トラベル」の開始とともに始まった今月23~26日の4連休に、沖縄県外から1日平均2788人が那覇空港を訪れていたことが、空港利用者の位置情報分析から分かった。連休前の今月1~22日の1日平均2332人に比べ、19・5%の増加だった。4連休中の県外からの流入者を居住地別に分析したところ、東京都が全体の約23%に上った。

 感染症対策で厚生労働省にビッグデータ情報を提供する「Agoop(アグープ)」(東京)から琉球新報が詳細データの提供を受け、分析した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内観光客が大幅に落ち込む前の2月の3連休(22~24日)は、那覇空港を訪れた人のうち、東京都からの割合は18%だった。

 政府は新型コロナの感染拡大が続く東京都を観光キャンペーンの対象外とし、小池百合子都知事も4連休中に不要不急の外出を控えるよう都民に呼び掛けていたが、連休中に東京から多くの観光客が沖縄を訪れていたと推察される。

 4連休中の1日平均2788人の方面別のおよその内訳は東京が641人、神奈川県が332人、千葉県が139人、埼玉県が142人、「その他」の42道府県が1532人だった。