那覇のホテル60床をコロナ療養施設に確保 県内の病床利用72%に緩和


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 新型コロナウイルスの感染者急増を受けて、県は30日から那覇市内のホテルで軽症、無症状の患者の受け入れを始めた。病床利用率は29日から15・2ポイント緩和され、72・1%となった。県は引き続き医療機関などに病床数の確保を要請する。

 県の発表によると、患者受け入れを始めたのは、那覇市前島の「ホテルリゾネックス那覇」。県は30日から、同ホテルを60床分の宿泊療養施設として運用を開始する。那覇市内で同様の施設を追加で開設するほか、宮古と八重山でも同様の対策を講じるよう調整しているという。

 玉城デニー知事は会見で、病床確保のほかに「医療従事者の確保が喫緊の課題となっている」と指摘した。