タマンやガーラを中心に実績のある釣りクラブ「def・f」。7月24日から2泊3日の予定で沖縄本島からの5人と久米島のメンバー3人で行った。
同日は好天に恵まれ、午後4時に上陸。仕掛けを入れると、まだ日が沈まない内から大物がヒットしたが、ライン切れで逃してしまった。日が暮れるとタマンやウムナガー、ダルマーなどがコンスタントに釣れ、用意した大型クーラーは満杯となった。
翌25日は雨風が激しくて、テントに避難したまま夜中になった。26日深夜、午前2時ごろに、ようやく雨が上がり、風も収まったので再び釣りを開始。夜明け前の午前5時になって、マグロの切り身を餌に仕掛けを投げていた上里恭也さんの竿(さお)に大物がヒット。ラインがPE5号、リーダーがナイロン40号、ハリスが24号なので無理ができない。砂地なので根ズレも少ないだろうと判断し、魚を走らせて弱らせる作戦に出た。掛かった大物は、最初200メートルほど走った所で止まった。すると今度は右に走ったり左に走ったりと抵抗をみせた。10分ほど走らせていると徐々に引きが弱くなり、ヒットしてから15分で浜に引きずり上げることに成功。これが今回の遠征で最大の130センチ、25キロのロウニンアジだった。久米島の自然の豊かさを満喫したメンバーは、早くも次回の遠征を計画中だ。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)