学校や役所で感染相次ぐ 途中下校、一部閉庁も


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名護市役所(資料写真)

 沖縄県が独自の緊急事態宣言発出を決めた31日、学校教員や行政職員の新型コロナウイルス感染が相次いで確認された。

 名護市では20代男性職員1人が感染した。市は31日に一部の庁舎を閉庁し、消毒作業を実施した。男性職員と接触した職員十数人を自宅待機とした。体調不良などを訴えている職員はいないという。南風原町では男性職員1人が感染した。町はほかの職員に濃厚接触者はいないと判断。役場の閉庁や消毒はなかった。

 浦添市は、市内の公立小学校に務める教員1人の感染を発表した。同教員の勤務校に連絡が入ったのが31日の朝だったため、すでに登校していた児童を昼前に帰宅させた。

 職員の感染が明らかになった県立宮古病院は31日、同職員と接触した職員19人のPCR検査の結果が陰性だったと発表した。感染した職員は27日、患者5人に採血や心電図検査などを実施している。同患者5人と同職員の所属課職員5人のPCR検査を実施した。

 県庁本庁舎内に入居する県職員労働組合の40代の男性職員1人も感染した。男性は、本庁舎内で勤務する職員や外部の人と接触していないという。