沖縄の医療現場を支援 5県から看護師10人を派遣 自衛隊も看護官ら20人


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 【東京】新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療現場の人員不足に対応するため、全国各地の看護師や自衛隊の看護官を県内の医療機関に派遣する動きが本格化している。全国知事会は18日、玉城デニー知事からの要請を踏まえ鳥取県など5県から看護師10人を派遣すると発表した。陸上自衛隊第15旅団(那覇駐屯地)も同日、玉城知事の災害派遣要請を受け、看護官ら約20人を県内の医療機関などに派遣した。

 派遣を決めたのは鳥取、福井、長野、高知、大分の5県。18日に鳥取県立病院の看護師2人が派遣されたのを皮切りに、順次派遣される。鳥取県の平井伸治知事は「沖縄の厳しい状況を打開し、わが国全体の感染症との闘いを制するため力を尽くしていく」とコメントした。5県の看護師はクラスターが発生した医療機関や福祉施設で支援に当たる。