自衛隊機の部品落下「あってはならないこと」 沖縄県、鹿屋航空基地に抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
沖縄県庁

 海上自衛隊のP1哨戒機から部品が落下したとみられる事故を受け、沖縄県の溜政仁基地対策課長は20日、哨戒機が所属する海自鹿屋航空基地(鹿児島県)の第1航空群司令部に電話で「あってはならない事だ」と抗議した。安全管理の徹底と実効性のある再発防止に万全を期すよう求めた。通報遅れも指摘した。

 海自によると、部品の紛失を確認したのは19日午前9時25分ごろ。県に通報があったのは19日午後5時43分だった。溜課長は「決して早いとは言えない」と述べた。

 第1航空群司令部は19日夜、P1哨戒機の部品を紛失したと発表した。哨戒機は鹿屋市を離陸後、与那原町や南風原町、那覇市、慶良間列島など沖縄県内の上空を飛行していた。