特別支援学級、小中とも10年で3倍に 「支援体制の構築、理解広がる」 沖縄


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 8月27日に文部科学省が発表した学校基本調査(速報)によると、2020年度の沖縄県内の特別支援学級設置数は、小学校で1034学級、中学校で398学級となっている。10年度は小学校が310学級、中学校が134学級となっており、小学校で3.3倍、中学校で約3倍に増加した。

 同学級に通う児童生徒は19年度に小学校で4685人、中学校で1680人だった。10年度は小学校は1155人、中学校が451人で、小学校が4.1倍、中学校は3.7倍に増えている。

 県教育庁県立学校教育課は「学校内での支援体制が構築され、保護者や教育関係者に理解が広がったことから、特別支援学級などの増加につながっている」と分析した。

 県内の小中学校では、07年度から特別支援学級を設置している。軽度の障がいや肢体不自由、弱視など、障がいの程度に応じて児童生徒を受け入れている。