又吉が走り幅跳びでアジア新、 喜納が車いす800メートルで頂点 パラ陸上日本選手権


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
(左から)又吉康十、喜納翼

 埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で5日開幕したパラ陸上の日本選手権で、男子走り幅跳び(義足・機能障害T64)に出場した名護市出身の又吉康十(こうと)(26)=名護高、帝京平成大出、ゼンリンDC所属=がアジア新、大会新記録となる6メートル24を跳び、頂点に立った。 

 1、2回目はファウルだったが、この日唯一成功した3回目で記録を樹立した。約1年ぶりの大会で成功率に課題は残したが「跳躍自体は悪くない。タイミングが合えばベストも出せる」と好感触をつかみ、来年に延期された東京パラリンピック出場に向け決意を新たにした。
 マラソン種目で東京パラリンピック出場を目指す喜納翼(30)=タイヤランド沖縄所属=は車いす女子800メートル(切断・機能障害T54)に出場し、1分53秒60で1位だった。