島の先輩から後輩へ 高校生活のアドバイス 伊江中卒業生・新川さんと名城さん


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後輩たちへ高校生講話を行った名城羽佑さん(右)、新川将吏さん=8月27日、伊江村立伊江中学校

 【伊江】先輩の体験や考えを聞くことで自分の進路を具体化させ新たな目標を立ててもらおうと8月27日、伊江村立伊江中学校(玉城学校長)の2、3年生を対象に高校生講話が開かれた。同中出身で小禄高校に通う新川将吏(しょうり)さん(1年)、那覇西高校へ通う名城羽佑(はゆ)さん(1年)の2人が高校生活について話した。

 新川さんが高校に入学して最も困ったことは「今まで島で日常的に使っていた方言が通じない『言葉の壁』にぶつかった」と話し「分からなければ(恥ずかしがらずに)積極的に聞くこと」と伝えた。

 寮からモノレールで学校に通っている名城さんは「島にいては気付けなかった時間やお金の計算にとても苦労した」と話す。「中学校でやっておくべきことは何か」の生徒からの質問に2人は「日頃から勉強をしっかりやる、検定をたくさん受けて資格を取ること」と後輩へアドバイスを送った。

 同中3年生の内間朱里さんは「資料だけでは分からない高校生活を知ることができた。今のうちにやっておくべきことも分かった」とお礼を述べた。

(橋口美奈通信員)