政府の布マスク1920枚、那覇の園児へ 県内外から集まる 地域サポートわかさ


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早川忠光理事長(中央)からマスクを受け取る大城敏美会長(左)と末広尚希会長=4日、那覇市の若狭公民館(地域サポートわかさ提供)

 【那覇】政府が配布したマスクなど、余っているマスクを募り、沖縄県那覇市内の子どもたちに届ける「マスクバトンプロジェクト」の贈呈式が4日、同市の若狭公民館で催された。プロジェクトはNPO法人地域サポートわかさが実施し、1920枚が寄せられた。那覇市小規模認可保育園連絡協議会と法人立那覇市認定こども園園長会に960枚ずつ贈呈した。

 住民らから「政府配布のマスクが余っている」「サイズが合わない」といった声があり、必要とする子どもたちに届けようとプロジェクトを始めた。6月から市内の7公民館に回収箱を置いて集めた。7月でいったん募集を締め切ったが、その後も県内外から寄せられたという。

 贈呈式で地域サポートわかさの早川忠光理事長は「子どもたちのために有効に使ってほしい」とあいさつした。那覇市小規模認可保育園連絡協議会の末広尚希会長は「保育園は保護者が迎えに来るまで子どもたちを守り、社会のセーフティーネットとして機能している。マスクは子どもたちを守る勇気につながる」と感謝した。法人立那覇市認定こども園園長会の大城敏美会長は「今、マスクは必需品だ。皆さんが集めてくれたマスクを有効に使いたい」と話した。